坂上遺跡方形周溝墓出土品
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月1日更新 ページID:0126654
市指定有形文化財
(ふりがな) さかのうえいせきほうけいしゅうこうぼしゅつどひん
【文化財名】 坂上遺跡方形周溝墓出土品
【指定番号】 第90号
【種別】 有形文化財・考古資料
【員数】 11点
【指定年月日】 平成27年2月19日
【所在地】 上尾市教育委員会(上尾市本町三丁目1番1号)
【概要】
坂上遺跡は、東側に綾瀬川低地を臨む台地の縁辺部に立地する遺跡で、平成18年から平成26年12月までに5回の発掘調査が行われました。そのうち、平成20年の第2次調査と平成22年の第3次調査で確認された方形周溝墓は、僅かにコーナー部を残してほぼ全形が調査され、周溝から壺形土器や高坏形土器などの供献土器が出土しました。また、方形周溝墓の中央部付近では主体部が確認され、内部から鉄剣やガラス玉・管玉などの副葬品が出土しました。これらの遺物から、方形周溝墓は古墳時代前期に造られたと考えられます。
方形周溝墓や副葬品などの出土品は、市域の綾瀬川流域に当時の先進地域との文化的なつながりがあったことを示す資料として重要です。
市刊行物のご案内
上尾市遺跡調査会調査報告書第42集 坂上遺跡(第2次調査)(平成25年5月31日)
上尾市遺跡調査会調査報告書第43集 坂上遺跡(第3次調査)(平成26年1月31日)