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中平塚の祭りばやし 

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年8月9日更新 ページID:0083620

市登録無形民俗文化財

(ふりがな)   なかひらつかのまつりばやし 
【文化財名】  中平塚の祭りばやし
【登録番号】  第39号
【種別】     民俗文化財・無形民俗文化財
【登録年月日】 平成25年7月16日
【保持団体】  中平塚囃子連
【概要】   
 中平塚の祭りばやしは、神田ばやし系の祭りばやしです。明治時代後期である文久年間(1861から64)に、大太鼓の善さんと呼ばれる名人がいたと伝えられることから、すでにこの頃には中平塚で祭ばやしが伝承されていたことが分かります。
 その後、明治時代中期には、西門前の若松座(神楽師)から、同じ神田ばやし系の祭りばやしである桑屋流の新ばやしを伝授され、現在に至っています。この新ばやしに対して、それ以前に伝えられていたはやしは、古っぱやしといいます。また、中平塚からは、昭和50年に蓮田市閏戸にはやしを伝授しています。 
 曲目には、「屋台」、「昇殿」、「鎌倉」、「四丁目」、「岡崎」があります。「昇殿」と「四丁目」は今日では演奏されていません。「屋台」は「ブッツケ」、「地」、「新切」、「三ツ目新切」、「乱拍子」、「キザミ」、「大切」で構成されています。このうち「地」は、ほかの構成要素の間をつなぐ役割をしています。 
 上演の機会としては、元旦祭、5月5日のはやし講、7月の上尾夏祭り、中平塚の天王様があります。上尾夏祭りでは、宮本町に招かれてその山車に乗って演奏しています。このほか、8月第1土曜日には上・箕の木地区の天王様に招かれて演奏していました。また、かつて昭和30年代には、原市や蓮田の夏祭りの際に招かれて上演することもありました。
 なお、この祭りばやしには、付属芸能としておかめ・ひょっとこの踊りがあります。この踊りは、「岡崎」を演奏に合わせて行うものです。

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上尾市史
第十巻別編3 民俗(平成14年3月31日)

中平塚の祭りばやし

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