柏座の享保十三年銘庚申塔
市登録有形民俗文化財
(ふりがな) かしわざのきょうほうじゅうさんねんめいこうしんとう
【文化財名】 柏座の享保十三年銘庚申塔
【登録番号】 第5号
【種別】 民俗文化財・有形民俗文化財
【登録年月日】 平成19年3月1日
【所在地】 上尾市柏座二丁目
【形式】 笠付型庚申塔
【寸法】 塔身 高さ 41cm 幅 45cm 奥行 42cm
台座 高さ 23cm 幅 49cm 奥行 47cm
【製作者】 不明
【造立者】 「りん、はつ、こじよ、たま、たんじ、しけ、かね、かが、はる、ひさ、ゆわ」の銘あり (句点は後補)
【紀年銘】 享保十三年十一月大吉祥(1728年)
【庚申塔番号】 14
【概要】
四角柱の上に唐破風付きの笠を乗せ、さらに宝珠を頂き、塔身の正面上部に青面金剛を示す種子(ウーン)、その下に「青面金剛庚申塔」、享保十三年十一月大吉祥の紀年銘、「講中/敬白」とある文字塔です。台座には三猿が彫られています。宝珠の下部が欠けたのを修理した跡があります。
本塔の両側面には講中11名の名が列記されていますが、全て女性名です。男性による造立が一般的な中で、女性のみによる造立は市内では他に見られず貴重です。
現況は柏座の共同墓地の南角にあります。墓地を囲むブロック塀が本塔を避けて凹型になっています。このため塀に接した両側面は非常に見づらく、背面は見ることができません。
現地は明治5年11月に廃寺になった洞禅寺の跡地です。
市刊行物のご案内
上尾市文化財調査報告
第52集上尾の庚申塔(平成8年10月1日)
上尾市史
第十巻別編3 民俗(平成14年3月31日)