二ツ宮の大山灯籠行事
印刷用ページを表示する 掲載日:2010年11月24日更新 ページID:0004735
市登録無形民俗文化財
(ふりがな) ふたつみやのおおやまとうろうぎょうじ
【文化財名】 二ツ宮の大山灯籠行事
【登録番号】 第23号
【種別】 民俗文化財・無形民俗文化財
【登録年月日】 平成21年12月16日
【保持団体】 二ツ宮農家組合
【概要】
二ツ宮地区では古くから二ツ宮にある家で構成されている農家組合で大山灯籠行事を行っている。大山灯籠のほか、お獅子様や獅子講、ふせぎなどといった行事も、農家組合で行っている。
現在5年に1度、大山講の行事として大山阿夫利神社を参拝しているが、参拝する年に大山灯籠を立てている。灯籠を立てる場所は、二ツ宮公民館の敷地内である。元々、二ツ宮公民館は観音坊と呼ばれるムラ持ちの坊であった。
灯籠は、木製の組立式で、周囲に4本の竹を立てる。この4本の竹には、複雑に縄を張るが、この縄を途中でつなぐことなく1本で仕上げる。また、この縄には注連をつける。灯籠を立てるのは、大山の山開きである7月27日で、この日のことを灯籠立てという。この日から、毎晩灯籠に火を灯す。現在は電灯を灯すことになっている。灯籠を片付けるのは、8月17日で灯籠返しという。