弁財の大山灯籠行事
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月9日更新 ページID:0144458
市登録無形民俗文化財
(ふりがな) べんざいのおおやまとうろうぎょうじ
【文化財名】 弁財の大山灯籠行事
【登録番号】 第28号
【種別】 民俗文化財・無形民俗文化財
【登録年月日】 平成21年12月16日
【保持団体】 弁財浅間神社氏子会
【概要】
弁財地区では、古くから弁財に住む12、13軒ほどの家だけで、大山灯籠行事を行っている。おおよそが農家組合の構成員であり、弁財浅間神社の氏子でもある。7月27日の灯籠立ての日に年当番2人が浅間神社境内に、木製の組立式の大山灯籠を立てる。周囲には4本の竹を立て、これに注連縄を巡らす。また灯籠を立てた土には、白い御幣を挿す。この御幣や注連は神社の神職からいただく。
大山講の関連行事とされ、大山阿夫利神社を石尊様ということから、石尊様の灯籠ともいう。また、灯籠立て終了後、石尊講といって簡単な宴席を設けることもあった。
その後8月17日まで灯籠は立てておき、その間、灯籠に毎晩火を灯す。古くは、油で火を灯していたので、灯すための油を家並み順に回していたという。8月17日に灯籠を倒すが、この作業も年当番が行う。