女性消防職員の活躍
女性消防職員の活躍
上尾市消防本部では現在12名の女性消防職員が在職しており(育児休暇中の職員も含む)、警防業務、救急業務、日勤業務など様々な分野で日々活躍しています!女性職員の中には、救助技術指導会(陸上の部・水上の部)に出場する職員、消防音楽隊に入隊している職員もおり、更なる活躍の場を広げています!
このページでは、当消防本部で活躍する女性消防職員を紹介します。
消防総務課
◆◆◆ 消防士長 (平成26年度採用) 救急救命士 ◆◆◆
第二子の出産にともない、令和5年度から産前・産後休暇等を取得し、現在は育児休業制度を活用して、男子2人の子育てに専念しています。
☆やりがいを感じるとき☆
自分の行った業務が他の職員の円滑な業務遂行につながり、それが市民に還元されることを思うと、とてもやりがいを感じます。また、日頃の訓練で学んだことを現場で実践することができたときにやりがいを感じます。
☆嬉しかったこと☆
育児休業制度を活用することは、休業中の他の職員への負担、職場復帰後に自身が行う業務のことを考えると、少し抵抗がありました。しかし、周りの職員の声掛けやサポートによって、どちらも払拭され、今では休業期間の延長も考えられるほど、心に余裕がもてました。
入職当初は、男女の違いから様々なことが制限されるのかなと思っていましたが、そんなことは一切なく、平等に分け隔てなくどんなことにもチャレンジさせてくれるので嬉しいですし、仕事を任せてもらえているのを実感します。
☆今後の目標☆
仕事と育児を両立し、消防職員として働き続けることです。そのために、まずは救急隊員として現場に復帰し、救急救命士の資格を十分に活かして仕事をしていきたいです。
東消防署 伊奈分署 (警防担当)
◆◆◆ 消防士 (平成29年度採用) ◆◆◆
☆業務内容☆
災害現場に出動し、消火・救助・危険物排除・救急支援などの現場に対応しています。また、ポンプ車、タンク車の機関員の資格を取得しているので、車両を運転して災害現場へ出動することもあります。最近では救急隊員としての資格も取得したので、救急車に乗ることもあります。
様々な災害に対応するため日々訓練に励んでいますが、火災調査、消火栓や防火水槽の調査、伊奈町内の地理調査、防火対象物の立入検査等の業務も行っています。
☆仕事のやりがい☆
女性隊員が対応した方が安心してもらえることも多く、災害現場で女性消防士の存在の必要性を強く感じたときにやりがいを感じます。また、防火指導、救急指導をとおして市民の方の理解を得られたとき、訓練の成果が現場活動で活かせたときにもやりがいを感じることができます。
☆消防士を目指す人へメッセージ☆
腕力や体力で性差があるのは当たり前です。周りは私に男並みの力なんて求めていないと思います。求められているものは、私らしさです。女性ということを1つの個性として、自分にできることをやっていきましょう。ぜひ勇気と覚悟と希望を持って消防の仕事へ飛び込んできてもらいたいです。
西消防署消防第二課(警防担当)
◆◆◆ 消防士 (令和2年度採用) ◆◆◆
☆業務内容☆
私は西消防署の警防隊(消防隊)として24時間交代制の勤務をしており、火災出動を始め救急出動、救助出動にも対応しています。出動以外では災害に備えた訓練や火災を未然に防ぐための予防業務、市民に対しての救急指導を行っています。現在は、ポンプ車などの機関員をメインに行っており、現場まで安全・確実に到着できるよう努めています。また、救助技術指導会にも出場しており、溺者搬送で日本一になるために日々訓練を行っています。
☆仕事の魅力、やりがい☆
入庁5年目になり、これまで様々な災害に出動してきました。その中で全焼火災や目を背けたくなるような現場にも出動してきました。大変な現場もありましたが、市民の方々を災害から守れた時や感謝されたときの充実感はこの仕事のやりがいです。また、訓練や業務を行う中で、自分にできることが増え仕事を任せてもらえたときや、その知識・技術が現場で活かせたときにやりがいを感じます。
☆消防士を目指す人へメッセージ☆
消防士は女性も輝ける仕事だと実感しています。現在、私は大型免許を取得し、はしご車の機関員になるために訓練を行っています。前例がない中で、「はしご車の機関員になりたい」という目標を応援してくださる先輩方のおかげでチャレンジすることができています。今後は、この経験を活かしマルチに活躍できる隊員になりたいです。このように、上尾消防は性別や固定観念にしばられず様々なことにチャレンジできる職場です。色々なことにチャレンジしたい受験生をお待ちしております!
西消防署消防第二課(救急担当)
◆◆◆ 消防士 (令和2年度採用) 救急救命士 ◆◆◆
☆業務内容☆
私は西消防署で救急隊(救命士)として勤務しています。勤務時は、24時間いつでも出動ができるように体制をとり、指令がでたら迅速に出動し傷病者を病院へ搬送しています。出動がないときは、スムーズな救急活動ができるよう、現場を想定した訓練や今まで出動した事案のフィードバックを行い、今後の出動に備えています。また、今後救急隊長になった時のために現場で隊の活動指示や病院への電話連絡を行っています。
☆仕事の魅力・やりがい☆
現在入職5年目、救急隊として2年目になり多くの現場を経験してきました。その中で、いち早く現場に駆けつけ、病院へ搬送したときに家族から感謝の言葉や「元気に退院しました」と手紙をいただいたときはこの仕事について良かったなと感じます。また、消防署へ見学に来た方に、いつもありがとうございますと声をかけていただいたときもすごくうれしいです。さらに、緊急度・重症度が高い現場に出動し、訓練で学んだことが活かせたときやスムーズに隊の連携が取れたときは凄くやりがいを感じます。
☆今後の目標☆
上尾消防では様々な部署で女性職員が活躍しています。その中で私は、助けを求める人に寄り添える女性救急隊長になりたいと思っています。女性職員は、男性職員とは違う視点で「気づき」や「気配り」ができる場面があります。そのため、出動現場で隊長から女性隊員がいてよかった、助かったと言われたことがあります。また、市民の方から「女性の救急隊がいてよかった。安心した。」と声をかけられたことがあります。まだまだ、男性が多い職場ですが、女性ならではの「気づき」や「気配り」を活かし、最前線で活躍したいと考えています。