在宅酸素療法時の火災予防について
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年9月6日更新 ページID:0287021
在宅酸素療法時の火気の取扱いに十分ご注意ください
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、在宅酸素療法を行う自宅療養者が増加しています。
在宅酸素療法に使用する酸素濃縮装置、液化酸素装置および酸素ボンベの使用中に、喫煙などの火気使用が原因と考えられる火災が全国的に発生していることから、これまでも厚生労働省などにおいて注意喚起が行われてきたところです。
当市においても、在宅酸素療法で酸素濃縮装置を使用中に、たばこを吸おうとして火災になり、顔面に熱傷を負うなどの被害が発生しています。
在宅酸素療法を行う際は、酸素吸入時の火気の取扱いについて、以下の事項に十分注意してください。
火災を防ぐための注意事項
- 高濃度の酸素を吸入中に、たばこなどの火気を近づけるとチューブや衣服などに引火し、重度の火傷や住宅の火災の原因となります。
- 酸素濃縮装置などの使用中は、装置の周囲2メートル以内には、火気を置かないでください。特に酸素吸入中には、たばこを絶対に吸わないでください。
- 火気の取扱いに注意し、取扱説明書どおりに正しく使用すれば、酸素が原因でチューブや衣服などが燃えたり、火災になることはありませんので、過度に恐れることなく、医師の指示どおりに酸素を吸入してください。
高濃度酸素の危険性
酸素は燃焼の三要素(点火源、可燃性物質、酸素)の1つで、酸素の濃度が高くなると燃焼は激しくなります。普通、炎を出さずに燃えるたばこや線香も、酸素濃度が高くなると炎を出して燃えます。