畔吉ささら獅子舞
市指定無形民俗文化財
(ふりがな) あぜよしささらししまい
【文化財名】 畔吉ささら獅子舞
【指定番号】 第45号
【種別】 民俗文化財・無形民俗文化財
【指定年月日】 昭和53年3月1日
【保持団体】 畔吉ささら獅子舞保存会
【概要】
埼玉県内の各地では、一人立ち三匹獅子の獅子舞をみることができます。「ささら獅子舞」という名前は、獅子とともに出る4人の「花笠」がささらを演奏することからきています。獅子舞の内容は三匹の獅子によるもので、舞は「十二切」と呼ばれる2時間に及ぶものです。ただし、現在は1時間40分ほどに短縮されています。
獅子舞の行われる日は、本来、畔吉の鎮守・諏訪神社の例祭日である10月15日ですが、現在は近い日曜日に行われています。例年前夜祭(宵祭り)があり、このときにも獅子舞が舞われます。当日は、諏訪神社に参拝し、獅子舞の一行は行列を成して午前9時半頃から徳星寺に向って出発します。午前10時半頃、徳星寺に到着して獅子舞を奉納し、休憩後、諏訪神社に向います。2回目の獅子舞は諏訪神社で午後3時ころ、3回目は午後7時ころに舞います。
獅子は、牝獅子1人、中獅子1人、王獅子1人の合計3人で舞います。牝獅子の腰の後に女獅子は赤色、中獅子は黄色、王獅子は紫色の御幣を挿します。行列は先頭に若頭1人、拍子木1人、ダシと呼ばれる万灯・幟4基、貝吹1人、金棒2人、花笠4人、笛20人ほど、牝獅子、中獅子、王獅子、歌10人ほどという順序です。
市刊行物のご案内
上尾市文化財調査報告
第77集畔吉ささら獅子舞 / 畔吉諏訪神社の石造物に見られる石工のこと藤原朝弘のこと(平成17年3月31日)
上尾市史
第九巻別編2 金石・文化財(平成11年3月31日)
その他の刊行物
畔吉ささら獅子舞[ビデオ](平成17年1月21日)