木造住宅の簡易耐震診断を無料で実施します
図面を基に、パソコンを使って簡易な耐震診断を行います(現地調査は行いません)
大地震が起きたとき、わたしたちの命を守るため、住まいの耐震性が何よりも大切なことは、これまでの数多くの震災被害からも明らかです。とはいえ、今住んでいる住宅が、どれくらいの地震に耐えられるのか、不安なものです。
上尾市では、市内にある木造住宅を対象に、耐震診断を行っています。これによって、住宅の補強工事が必要かどうかを知ることができます。手数料などは頂きません。いざというときに備えて、耐震診断を受けるよう、お勧めします。
対象となる建物は?
●上尾市内にある、2階建て以下の木造住宅です。
・アパートなどの共同住宅も診断できます。
・次の建築物は診断できません。
1.平成12年6月1日以降に建築されたもの
2.延べ面積が500平方メートルを超えるもの
3.高さが13メートルを超えるか、または軒高が9メートルを超える大規模なもの
4.木質プレハブ工法などの工業住宅
申し込み方法は?
●必要書類を建築安全課(市役所6階)へ郵送するか、直接お持ちください。
・郵送先
〒362-8501 上尾市本町3-1-1 建築安全課
必要なものは?
●壁や窓の位置が分かる、各階の平面図です。
・建築当時の建築確認申請書(副本)に、平面図が添付されています。ない場合は、ご相談ください。
・その他、簡易耐震診断申込書(建築安全課にあります。または市ホームページからダウンロードもできます)に記入の上、提出してください。
・簡易耐震診断申込書には以下の項目を記入しますので、事前に調べてください。
1.基礎の構造は、鉄筋コンクリートか、鉄筋のないコンクリートか、玉石や石積などか?
2.コンクリート基礎の場合、ひび割れがあったり、茶色くさびた水が流れたような跡があったりするか?
3.屋根は、かや葺(ぶき)や瓦葺などの重い屋根か、鉄板葺やスレート葺などの軽い屋根か?
4.老朽度はどうか?(建て付けの悪い所はあるか? 軒先が波打っているか? 柱が傾いているか? 建具にすき間があるか? 床が鳴るか? シロアリが食っているか? 浴室周辺で木材が茶褐色や白色に変化して腐っているか? シロアリ(4枚羽があるシロアリ)を見たか? 壁が傾斜しているのが目で見て分かるか? など)
診断結果は?
●耐震性能を4段階で評価します。
・震度6強から震度7クラスの大地震に対して、「倒壊しない」「一応倒壊しない」「倒壊する可能性がある」「倒壊する可能性が高い」の4段階で評価します。
・受け付け後おおむね14日以内に結果をお知らせします(郵送または窓口でお渡しします)。
もし「倒壊する可能性がある」あるいは「倒壊する可能性が高い」と出たら?
●より精密な診断を行っていただくため、民間の建築士団体をご紹介します。
・精密診断は有料です。
・精密診断で危険と評価されれば、耐震改修設計を行った上で、耐震補強工事を実施することをお勧めします。