議第31号議案
印刷用ページを表示する 掲載日:2009年12月18日更新 ページID:0002417
政府に議決の尊重を求める意見書
国、県、市町村を問わず、議会における議決という行為は大変重いものである。議会に身を置く者は、その結果について、提出者と同様に大いなる責任を有するものである。それが、市民、国民に直接的な便益、不利益をもたらすものであるならば、より慎重であらねばならない。仮に、国民、市民、受益者が議決の内容を認識していないとしても、持つ意味、重さは、いささかも変わらないと、議員は常に自覚して当たらねばならない。
しかるに、このたび政府は、地方議員が責任を持って議決したことを承知の上で、国民に十分な説明もなく、政府内部の作業で、急にその執行をとりやめることを決定した。事業の一例を挙げれば、子育て応援特別手当である。この事業の果たしたであろう役割の軽重を言っているのではない。
本市議会は、財源が国費であろうとも、議決によって市民に約束したことの重さを認識している。今回の措置は、政府が、この認識を大きく欠いたものと言わざるを得ない。
よって、国及び政府においては、今後こうしたことのないよう強く要請する。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
平成21年12月18日
上尾市議会
平成21年12月18日
提出者 上尾市議会議員 長沢 純
賛成者 上尾市議会議員 道下 文男
賛成者 上尾市議会議員 岡田 武雄