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議第29号議案

印刷用ページを表示する 掲載日:2009年12月18日更新 ページID:0002415

子宮頸がん撲滅のための施策を求める意見書

 子宮頸がんは、がんの中でもただ一つ予防できるがんである。しかしながら、現在20歳代から30歳代の若い女性に罹患者が増えている。子宮頸がんは、ほかのがんと違って自覚症状がないため発見が遅れ、国内では年間約8,000人が発症し、約2,500人にものぼる大切な命が失われている。
 子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウィルス)に感染することによって、約10年かけてがん細胞に変化すると言われている。このため定期的に検診を受けていれば、がんになる前に発見が可能であり、HPV予防ワクチンの接種によって、ほぼ100%予防できる。すでに世界100カ国以上で予防ワクチンが承認され、わが国でも去る9月29日に正式に承認されたところである。
 よって、国及び政府においては、女性特有のがんの一つであり、100%予防でき、100%早期発見で治すことができる子宮頸がんを撲滅するため、下記の事項に取り組むことを強く要望する。

1.平成21年度補正予算で実施している無料クーポン券による検診を来年度以降も継続実施すること。
2.HPV予防ワクチンの接種について公費助成制度を創設すること。
3.がん撲滅の啓発のために、10月の乳がん撲滅月間に続けて、11月を子宮頸がん撲滅月間に指定すること。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

平成21年12月18日

上尾市議会

平成21年12月18日

提出者 上尾市議会議員 鴨田 幸子 
賛成者 上尾市議会議員 糟谷 珠紀
賛成者 上尾市議会議員 矢部 勝巳
賛成者 上尾市議会議員 佐野 昭夫