ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 上尾市議会 > 議第30号議案

議第30号議案

印刷用ページを表示する 掲載日:2007年12月21日更新 ページID:0002311

軍事利権疑惑の徹底糾明を求める意見書

 業務上横領などの疑いで逮捕されていた軍需専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者らに続いて、守屋前次官が収賄容疑で逮捕された。守屋前次官への過剰接待がきっかけになった軍需利権疑惑は、ついに汚職事件へと発展した。
 同時に、「山田洋行」は守屋容疑者だけでなく、自衛隊制服組を含め、広範な防衛庁関係者に接待攻勢を続けてきたといわれている。現職、OBを問わず、癒着の実態とその責任は、徹底的に明らかにする必要がある。
 また政治家とのかかわりでは、守屋容疑者は宴席に同席したと額賀福志郎元防衛庁長官・現財務大臣と、久間章生元防衛大臣の名前をあげており、ほかに17人の政治家の名前が浮かび上がっている。これらの政治家が接待や政治献金と引き換えに、「山田洋行」のために自らの職務権限を行使したことはなかったのかなど、疑惑の解明をさらに進め、歴代防衛庁長官経験者など政治家とのかかわりや、「山田洋行」以外の軍需企業からの働きかけなど、政軍財の軍事利権の全体を明らかにすべきである。
 いまこそ軍事利権の全容を明らかにし、疑惑の根を断ち切る好機である。
 よって、国及び政府においては、この問題に対し徹底追及するよう要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

平成19年12月21日

上尾市議会

平成19年12月21日

提出者 上尾市議会議員 糟谷 珠紀 
賛成者 上尾市議会議員 平野 佳洋
賛成者 上尾市議会議員 岡野 喜一
賛成者 上尾市議会議員 佐野 昭夫