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議第2号議案

印刷用ページを表示する 掲載日:2006年3月20日更新 ページID:0002252

さらなる総合的な少子化対策を求める意見書

 2005年版「少子化社会白書」は、04年の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子どもの平均数)が1.28と過去最低を更新したことを踏まえ、我が国を初めて「超少子化国」と位置付けた。予想を上回る少子化の進行によって、これまでの予測よりも一年早く、今年には「人口減少社会」に転じる可能性があると指摘している。これまでも様々な少子化対策が講じられてきたが、依然として少子化傾向に歯止めがかかっておらず、これまでの施策を検証するとともに、効果的な支援策についてさらなる検討が必要である。
その上で、少子化対策は、単に少子化への歯止めをかけることだけを目的とするのではなく、すべての子どもたちが「生まれてきてよかった」と心から思える社会、子どもたちの瞳が生き生きと輝く社会を実現する視点が重要である。子育ては、今や、地域や社会全体が取り組む課題であり、我が国の将来を担う子どもたちの健やかな成長のために、社会全体で子育てをサポートする体制を充実することが必要である。子育てへの経済的支援のほか、地域や社会における子育てのための環境整備、働き方を見直す社会の構造改革など、総合的に子育て支援策を展開するべきである。
よって国及び政府においては、さらなる総合的な少子化対策として、次の施策を講じるよう強く求める。

1 抜本的な児童手当の拡充
2 出産費用等の負担の軽減
3 子育て世帯向けの住宅支援
4 子どもを預けやすい保育システムへの転換
5 放課後児童健全育成事業等の充実
6 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)が図れる働き方の見直し
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

平成18年3月20日

上尾市議会

平成18年3月20日

提出者  上尾市議会議員  道下 文男
賛成者  上尾市議会議員  島村 充
賛成者  上尾市議会議員  田中 守
賛成者  上尾市議会議員  深山 孝
賛成者  上尾市議会議員  佐野 昭夫