災害時情報集約・リアルタイム映像共有システム
導入の目的について
近年、全国各地で災害が激甚化、頻発化しており、本市においても市の防災力向上が喫緊の課題となっております。
大規模災害時に市が設置する災害対策本部において使用することを目的に、政策企画提案制度で採択され、本システムを導入いたしました。
このことにより、市内部の情報収集・共有が円滑に実施することができ、迅速な災害対応が可能となります。
システムの詳細について
災害時(特に初動期)における防災拠点施設間の情報収集および情報共有は、迅速な災害対応を実施するために必要不可欠であることから、デジタル技術を活用した資機材やシステムを令和6年9月より本稼働しております。
内訳 | 内容 |
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資機材の整備 |
(1)「電子作戦テーブル(テーブル状の大画面のタッチパネルで、最大16画面を1度に表示することが可能)」1台 (2)「電子黒板」2台 ※(1)と連動して使用する (3)「専用タブレット」20台 ※災害対策本部、地区本部(各支所等)、主要指定避難所での使用 |
システムの導入 |
(4)各拠点を繋ぐ情報(映像)共有システム (5)事案管理地図システム(あらゆる情報を電子地図上で俯瞰・管理可能) |
導入の効果
(1)地図記入:白地図に手書き ⇒ 電子地図にシステム入力
(2)情報集約:危機管理防災課で集約 ⇒ 電子地図に直接入力(現場からの入力も可能)
(3)情報保存:紙での保存 ⇒ 電子データで保存
(4)会議情報:会議資料等を送付 ⇒ 会議内容を即時共有
(5)共有範囲:庁内LANのみ ⇒ 指定避難所等も可
活用状況等
災害時の活用事例
令和6年9月の本稼働以降、現時点では実災害時の活用事例はありません。(今後随時更新します。)
先進都市視察(令和6年6月)
すでに同様のシステムを導入しており、災害時応援協定を締結している長野県上田市への視察を実施しました。
職員説明会の実施(令和6年9月)
システムの本稼働に合わせ、職員説明会を実施しました。
庁内情報伝達訓練の実施(年に数回実施)
システムを使用した情報伝達訓練を実施しました。(第1回:令和6年11月)
災害対策本部訓練での活用
令和6年度中に実施する上尾市災害対策本部訓練でも活用予定です。
【令和6年度上尾市災害対策本部訓練実施予定】
●統括部訓練 :令和7年 1月25日(土曜日)午前
●本部員会議訓練:令和7年 2月 1日(土曜日)午前