教室を涼しくするワークショップ結果報告
8月1日、2日に市内の小学校2校で行った「教室を涼しくするワークショップ」について、ワークショップ前後の温度等の計測結果を報告します。
ワークショップ実施の様子はコチラ
東町小学校
8月1日ワークショップ実施 参加児童17人 対象教室5-1(比較教室5-2)
冷房時の室温は、どちらの教室も27~29度くらいを推移している。
無冷房時の室温は、9月6日の冷房停止後、ワークショップを行った5-1は30.8度、比較教室の5-2は31.8度、一日中エアコンをつけなかった9月7日(土曜日)は外気温が37度のとき、5-1は32.5度、5-2は36.5度と、1.5℃~2.0℃の室温差があった。
断熱ワークショップを行った教室と行っていない教室を比較すると天井からの輻射熱も減少している。
5-1教室へ通う児童へアンケートを行ったところ、下図の結果が得られた。
大石北小学校
8月2日ワークショップ実施 参加児童21人 対象教室4-1(比較教室4-2)
無冷房時の室温は、4-1も4-2もほぼ変化が無い。
冷房時の室温は、エアコンの能力の違いにもよるが、ワークショップを行った4-1は1℃以内で推移し、比較教室である4-2は2℃の範囲で推移している。
スラブ下(屋上と教室の天井の間)の温度も屋上の表面温度に比べ-10℃程度まで下がっている。
この事から、大石北小学校は平成29年に行った防水工事の際に高反射トップコート材を塗っており、これが遮熱効果をしていると思われる。
4-1教室へ通う児童へアンケートを行ったところ、下図の結果が得られた。
総評
- 天井の断熱改修を行う場合、屋上防水改修の履歴と断熱材の有無を確認し、無断熱の物件を優先して行うのが良い。
- 防水改修時にトップコート材を高反射塗料をすれば、ある程度の遮熱対策になり、建物の雨漏り対策と遮熱対策、両面からの効果が見込める。
- 窓部分の外部からの熱還流をいかに抑えるかが重要となる。
- 天井から吐出した梁が高温になり表面積が大きいため、梁の断熱も行った方が効果は高い。
- エアコン吹き出しに対しての梁のかけ方で冷気の伝わり方が異なるため、エアコンの向きが重要である。
- CO2デマンド換気は窓を開けなくても最大1500ppm以内で制御されていた。