JICA海外協力隊の上野美穂さん、青年海外協力隊の池田岳郎さんが市長を表敬訪問しました
7月30日、独立行政法人 国際協力機構(JICA)海外協力隊の上野 美穂さん、青年海外協力隊の池田 岳郎(たけお)さんが畠山市長を表敬訪問しました。
JICAは日本の政府開発援助を一元的に行う実施機関で、開発途上国への国際協力を行っています。
お二人とも上尾市に在住で、普段は県内の高校で教員をしていますが、今回、開発途上国への教育支援のために8月から2026年3月までの1年8カ月、現地へ派遣されます。
上野さんはトンガ・首都ヌクアロファの中・高一貫校タイルルカレッジに派遣され、音楽の授業、課外活動の指導、合唱団やピアノクラスの指導などの音楽教育を行います。
「トンガは進級試験のための理論中心の音楽教育が主流と聞いています。より多くの生徒に楽器の演奏などを通じて音楽本来の持つ楽しさを伝えたいです」と話しました。
池田さんは南アフリカ・リンポポ州のヴワニ科学資源センターに派遣され、理科教育プログラムの支援、教材等の開発、センターの運営などの理科教育を行います。
「リンポポ州はアパルトヘイト政策により理科教育が遅れているそうです。目を引くような実験やセンタースタッフの支援を行い、現地の理科教育に発展できるよう協力したいです」と話しました。
畠山市長は「ぜひ日本の教育現場での経験を活かし、現地で様々な教育活動を通じて人材育成に貢献していくことを期待しています。戸惑うことや大変なことも多いと思いますが、貴重な機会をぜひ楽しんできてください」とお二人にエールを送りました。