第74回 社会を明るくする運動
社会を明るくする運動とは
第74回 ”社会を明るくする運動” ~ 犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ ~
すべての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全・安心な地域社会を築こうとする全国的な運動です。
法務省が主唱し、今年で74回目を迎えます。
犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりのために、一人一人が考え、参加するきっかけを作ることを目指しています。
7月1日が「更生保護の日」であることから、7月を「社会を明るくする運動」強調月間として、全国各地で活動が展開されています。
第74回 ”社会を明るくする運動” [PDFファイル/11.54MB]
社会を明るくする運動のはじまり
昭和24年7月、戦後の荒廃した中にあって、街にあふれた子供たちの将来を危惧した東京・銀座商店街の有志が、新しい更生保護制度に共鳴し、1週間にわたり「銀座フェアー」を開催しました。
この活動が刺激となり、翌年7月には「矯正保護キャンペーン」が全国的に実施され、街にあふれる戦災孤児、犯罪や非行の激増による社会不安の増大、インフレや物資不足により生活に余裕のない中で、人々に思いやりや愛の心を呼び戻し、殺伐とした世相に明るい光をともしたとも言われています。
これを背景に、昭和26年7月、当時の法務府(現在の法務省)は、この啓発活動を将来とも継続して一層発展させる必要があるとして、“社会を明るくする運動”と名付け、国民運動として世に広がりました。
幸福(しあわせ)の黄色い羽根
「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」は、”社会を明るくする運動”のシンボルマークです。
上尾市での取り組み
上尾・伊奈地区保護司会が活動を行っています。
犯罪予防の啓発活動の一環として、上尾駅において駅頭啓発活動、各地区でのミニ集会、各小中学校への作文コンテストの応募協力依頼などを行っています。