第1回埼玉DX大賞最優秀賞受賞のスリーケ(株)を畠山市長が表敬訪問しました
2月28日、畠山市長が第1回埼玉DX大賞最優秀賞を受賞したスリーケ株式会社を表敬訪問しました。
「埼玉DX大賞」は、埼玉県と埼玉県DX推進支援ネットワークにより、県内中小企業等の優れたDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組を表彰するもので、今年度新たに創設されました。
スリーケ株式会社は、昭和44年に創業し、従業員100人を有する領家工業団地にある金属材料の表面処理加工業者です。この度、社員がプログラミングを学ぶことから始めて、ゼロから自社開発したオリジナルの生産管理システムによる業務改革が評価され、第1回埼玉県DX大賞最優秀賞を受賞されました。
この生産管理システム「OneStop(ワンストップ)」は、ウェブアプリを自社開発してクラウドサーバー上にシステム構築しており、部署横断的な情報共有が可能となりました。生産管理工程における稼働・進捗状況の見える化や作業日報のペーパーレス化、指示書の自動発行などが実現され、人材不足の解消と人件費のカットを実現しました。この「OneStop」を活用して、他社のシステム構築を手がけるグループ会社として、スリーケシステム株式会社を設立し、納入実績も着々と上がってきています。
この日、受賞を祝して訪問した畠山市長は「御社の企業努力が評価され、栄えある賞を受賞されたことに敬意を表します。こうした成果が市内の中小企業に波及し、地域産業のさらなる活性化につながることを期待しています。」と賞賛しました。
また、佐藤社長は「このたび、社員一人ひとりの知恵と努力が「OneStop」という商品に結集され、名誉ある賞をいただけたことに感謝しています。DXにより、社内のより一層の生産性向上を図ることはもとより、当社システムを水平展開し、同じ悩みを抱える中小企業を全力でサポートしていきたいです。」と抱負を語りました。
その後、畠山市長は、スリーケ株式会社の生産現場を見学し、取付けられたモニターに映る稼働状況や、指示書の自動発行などの説明を受け、格段に向上した業務の効率性について生の声を聞きました。
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