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令和5年度未来を担う子どもからの提案制度の表彰式を行いました

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月18日更新 ページID:0362324

令和5年度 「未来を担う子どもからの提案制度」 について

 市では、令和3年度から「未来を担う子どもからの提案制度」を運用しています。未来を担う中学生のみなさんから、市のまちづくりに関するテーマに提案をいただき、施策推進の参考にしたいと考えています。昨年9月の1か月間、インターネットを通じて提案していただき、あわせて138件の提案が寄せられました。

 審査会による審査を経て、市長賞、教育長賞および優秀賞を決定し、3月10日に表彰式を開催しました。

表彰式

令和5年度の意見募集のテーマ

(1)ヤングケアラー(※)が相談しやすい環境づくり​

 ヤングケアラーが、自分の今の現状や悩みを、だれかに相談したいと思う場合があると思います。ヤングケアラーが、周りの大人や市役所など、相談できる場所につながるためにはどうしたらよいと思いますか。中学生の皆さんのアイデアを募集しました。​
※ヤングケアラーとは、本来、大人がケアすると想定されているような、家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どものことです。​

(2)健康で100歳を迎えるために​​

 上尾市は、スポーツ健康都市を宣言しています。多くの市民が健康で100歳を迎えるためには、どのような取組が必要だと思いますか。中学生の皆さんのアイデアを募集しました。​

(3)救急車の正しい利用(救急車で多くの人を救うために) ​

 救急車の出動件数は、毎年増えています。突然の重い病気やひどいケガなど、緊急性が高いときは、すぐに救急車の要請が必要です。症状の軽い方の安易な救急要請を控えてもらうには、どうしたらよいと思いますか。中学生の皆さんにアピール方法を募集しました。

市長賞 上尾市立大石南中学校1年 吉田 阿万音さん

市長賞

提案【テーマ(1)ヤングケアラーが相談しやすい環境づくり】

 ヤングケアラーを特別扱いして、相談場所を他と変えたりせずに、他の相談がある人と同じ場所の中で、環境を作ることで、周りの目を気にせずに足を踏み込める人が増えるのじゃないかと思いました。こんな時どうすればいいかなど、すぐに聞くことができる環境やアプリなどを作ればいいのではないかと思いました。

提案しようと思ったきっかけ

 急にヤングケアラーになったりした人は不安でいっぱいだと思ったので、その不安を解消できる場所が必要だと思ったからです。

教育長賞 上尾市立大石南中学校2年 橋本 拓海さん

教育長賞

提案【テーマ(3)健康で100歳を迎えるために】

 健康でいるためには、歯の健康や日々の運動を日常的にしていく必要があると思います。歯を健康な状態で保つことで、食べ物をしっかり食べることができます。入れ歯よりも、自分の歯で食べ物を食べることが大切だと思います。方法としては、糸ようじを使って歯の間をしっかりきれいにしたり、朝、昼、夜、3回歯磨きをする時間をとったりして、自分の歯と向き合う時間を増やすことが必要だと思います。他にも、朝のラジオ体操を地域で増やし運動する機会を取る必要があると思います。この方法は、地域の公園でラジオ体操をして、ノートや鉛筆などを景品として用意し、季節問わずやったほうがいいと思います。

提案しようと思ったきっかけ

 僕のおじいちゃんは、87歳でなくなってしまいましたが、僕はその年よりも長生きしようと思ったのがきっかけです。

優秀賞 上尾市立大石南中学校1年 吉永 柚菜さん 

優秀賞

提案【テーマ(1)ヤングケアラーが相談しやすい環境づくり】

 みんながいつでも相談できる施設や電話やLINEなどで相談できる場所をつくる。そこでしっかり話を聞いて相談者の気持ちが軽くなるようにしてほしい。

提案しようと思ったきっかけ

 ヤングケアラーではないけど私の周りに悩んでいる子がいて、その子の話を聞いたらすごいストレスを抱えていてそういう子が少しでも減って悩みを抱えて自殺とかをする人がいなくなったらいいなと思ったからです。

畠山市長からのメッセージ

 「未来を担う子どもからの提案制度」は、市が募集するテーマに対し、希望する中学生から提案をいただき、市が施策の参考とするもので、令和3年度から実施しております。
 今年度は、ヤングケアラーの支援に関するもの、健康長寿に関するもの、そして、救急車の適正利用に関するものの3つのテーマを設定し、あわせて138件の提案が寄せられました。
 私の方でも、すべてのご提案を読ませていただきました。どの提案も、ご自身の経験を踏まえるなど、一生懸命に考えてくださり、これから社会を支えていく存在として頼もしく感じました。
 特に、吉田さん・橋本さん・吉永さんの3人からお寄せいただいた提案は、熱意や考察を高く評価しています。実施していけるよう取り組んでまいります。
 今後も皆さんが、学校や地域、社会全体に関心を持ち、社会の一員として活躍されることを期待します。