ヒューマンライツミーティング21が開催されました
12月2日、コミュニティセンターで「あげおヒューマンライツミーティング21ー人権について考えるつどいー」が行われました。
あげおヒューマンライツミーティング21は、市民・団体相互の交流を促進し、人権尊重意識の啓発をはかる目的で開催されるものです。
人権グループによるワークショップと交流、講演会、市内の小中学生が作った人権標語・人権作文の表彰式、障害者就労施設の紹介と製品販売、ダンスの披露など多くの催しが行われました。
畠山市長は「人権問題は当事者間だけの問題ではなく、一人ひとりが、まわりで起きている人権問題に対する理解を深めることが重要。人権尊重のまちづくりをめざし、一層取り組んでまいりたい」と挨拶しました。
聖学院大学と連携してDV防止啓発ポスターを作成し、会場で初お披露目をしました。
製作者の宮阪嘉朗さんは「自分の意識をアップデートしていかなければならないと思い、ポスターを作成しました」と話しました。
このポスターは、今後上尾市の人権啓発に活用していきます。
人権講演は、大船榎本クリニック精神保健福祉部長の斉藤章佳さんが「性被害者にも加害者にもならないために」をテーマに、スマートフォンで簡単に撮影ができてしまう現代の犯罪に手を染めてしまう手軽さと無自覚さの危険について話しました。また、日本特有の犯罪ともいわれる痴漢行為や性的な目的で子どもたちをことば巧みに信頼させ手なずける「グルーミング」という行為に至る手口や心理状態についてわかりやすく説明しました。
来場者は真剣な面持ちで講師の話を聞き、時に深くうなずいていました。
市内小中学生による人権標語・作文の表彰式では、素晴らしい作品を作った児童・生徒の表彰が行われました。
受賞者には、賞状とトロフィーが渡され、子どもたちは顔をほころばせました。