市制施行65周年記念 第30回上尾市中学生海外派遣研修結団式が行われました
6月10日、市役所で上尾市中学生海外派遣研修結団式が行われました。
友好都市であるオーストラリアのロッキャーバレー市への研修が4年ぶりに再開されます。
主催者代表の西倉教育長は、本事業が今回で30回目を迎え、これまで612人の中学生を派遣してきたことに触れました。
グローバル化が進む中で自国の文化を大切にし、異文化を理解尊重しつつ自分の意見をしっかりと主張できる人材の育成を図るという研修の意義を述べ「臆することなく国際交流を図ること、研修生が大いに成長することを期待します」とあいさつをしました。
7月21日から11日間の研修に臨む各校の代表22人は「目的を持って積極的に生きた英語に触れたい」「海外の風景や文化を楽しみながら、日本の魅力を伝えたい」など、中学生らしい堂々とした態度でそれぞれの意気込みを語りました。
畠山市長は、10月に行われる市制施行65周年記念式典にロッキャーバレー市クック副市長が出席することなど、両市の交流に言及しました。
「現地では相手の言葉が理解できなくても決して下を向かず、ジェスチャー等を活用して目と目でコミュニケーションをとり、何より海外での時間を楽しんでほしい」と述べました。
星野議長は「コロナ禍やデジタル化など社会情勢は変わっても、人と人とが直接会って触れあうことでしか得られない経験がある。滞在中は当たり前のことができない不自由さや、それができたときの喜びを体験し、一生の宝物となるよう人や文化に積極的に触れていただきたい」と心構えについて話しました。
井浦中学校長会長は「自信を持って皆さんを送り出したい。辛く苦しいときがあっても感謝の気持ちを忘れず、チームで絆を深めてほしい。心を通わせ合った経験を是非、他の生徒にも伝えてください」と励ましの言葉を述べました。
エールを送られた22人の生徒は決意に満ちた引き締まった表情で応えていました。