上尾丸山公園水辺再生事業報告書
上尾丸山公園では、市民の皆さんと協働して、令和元年12月にかいぼりを実施してから水辺の再生に取り組んでいます。
大池において、かいぼりにより外来種を駆除し、池底の天日干しや浅場の整備を行ったことで地域本来の自然が再生し、かいぼり前には見ることができなかった、魅力的な自然の状況が観察できるようになりました。
この事業は、上尾丸山公園が位置する荒川中流域の生物多様性の保全や、SDGsにも貢献する取り組みであり、地域社会の活性化にもつながります。
市民の皆さんとともに取り組んだ活動をごらんください。
上尾丸山公園大かいぼり祭にご参加の市民ボランティアの皆さん(左)、市民ボランティア上尾水辺守(右)
市民参加型イベント「みんなで水辺守 大池に浅場を造る編」にご参加の皆さん(左)、令和4年度には上尾水辺守に新しい仲間が加わりました(右)
地域本来の自然が再生した大池(左)、かいぼり後に子育てを始めた水鳥のカイツブリ(中)、外来植物を除去した湿地で再生した絶滅危惧種のミズアオイ(右)
令和4年度版 みんなの持続「力・緑」
令和3年度版 みんなで進める地域本来の自然再生
今後の取り組みについて
令和元年の「かいぼり」より開始した自然再生の取り組みで、上尾丸山公園は地域本来の自然に近づきつつあり、生物多様性が保全された貴重な自然空間となりました。今後も市民協働による自然再生を継続し、「自然を大切にする地域づくり」を進めていきたいと考えています。
本公園における魚類の釣り行為は、釣り針や釣り糸による野生生物への生態系被害やねり餌、まき餌による水質への影響が心配されるため、今後も禁止とさせていただきます。
これからも公園の自然再生に努めてまいりますので、市民の皆さんの御理解と御協力をよろしくお願いします。