令和7年3月定例会施政方針
令和7年2月17日実施
令和7年3月定例会市政運営の基本方針及び提案説明 [PDFファイル/264KB]
令和7年度の市政運営および予算編成に関する基本的な考え方
令和7年度の市政運営及び予算編成に関する基本的な考え方をご説明申し上げます。
全国的な課題である人口減少により、将来的な労働力の供給不足が見込まれております。こうした状況にあってデジタル技術の導入による業務の効率化が喫緊の課題となっております。
この課題解決に向け、DXを推進し、市民の利便性の向上、行政事務の効率化やコストの削減を一層図ってまいります。
また、近年は大規模な自然災害が頻発化してきております。令和6年1月1日に発生した『令和6年能登半島地震』では、多くの尊い人命が失われ、経済的・社会的にも甚大な被害が発生しました。さらに同年9月には「能登半島豪雨」による被害も加わり、現在も大変なご苦労をなさっている方が数多くいらっしゃいます。
国におきましても、今後起こりうる南海トラフ巨大地震への備えとして、大きな被害が想定される自治体に応援職員を即時派遣する体制整備を進めつつあります。
こうした災害から市民の命と暮らしを守るため、ハード・ソフトの両面から、災害に強いまちづくりに引き続き取り組んでまいります。
さらに、市民が安心して生活していくためには、持続可能なまちづくりを実現することが必要と考えております。
そのためには、引き続き、「子ども・子育て支援」施策や教育施策の充実といった次代を担う人への投資をはじめ、脱炭素社会の実現に寄与する施策の推進、スポーツ健康都市に相応しい、「人生100年時代」を見据えた施策、活力と賑わいのあふれるまちづくりなど、上尾市として全国に誇れるまちづくりを展開していく必要があると考えております。
その他、本市においては、西貝塚環境センターの基幹的設備改良や「上尾市学校施設更新計画」を踏まえた学校施設の更新に加え、新ごみ広域処理施設の建設などの公共施設・都市基盤施設への対応、少子高齢化に伴う社会保障関係費の増加などにより、財政負担が増加していくことが見込まれております。
このことから、限りある財源を最大限、有効活用するためにも、事業の見直しや、歳入の更なる確保を踏まえた行財政運営に引き続き努めてまいります。
今後も、あらゆる世代の皆様から「“住みたい・住み続けたい”」と思ってもらえるまちづくりを推進するため、引き続き全職員一丸となって取り組んでまいります。
議案第6号「令和7年度上尾市一般会計予算」について
それでは、順序は前後いたしますが、はじめに議案第6号「令和7年度 上尾市一般会計予算案」についてご説明いたします。
令和7年度の予算につきましては、引き続き、物価高騰の影響が続く中で、本市が掲げる『みんなでつくる みんなが輝く まち あげお』を実現していくため、3つの基本方針により編成いたしました。
1つ目は、「デジタル行政への着実な対応」、
2つ目は、「住民の命を守るための防災・減災対策の充実・強化」、
3つ目は、「将来を見据えた持続可能なまちづくりの推進」でございます。
これらの基本方針のもと、各事業の必要性・緊急性などの観点から優先順位を見極めつつ、ワイズスペンディングを徹底しながら取り組んでまいる考えでございます。
その結果、一般会計の予算規模は、884億2千万円 となり、対前年度比 12.1%の増 となっております。
3つの基本方針
それでは、予算全体の内容につきまして、「3つの基本方針」に沿ってご説明いたします。
まず、「デジタル行政への着実な対応」では、国が推進するシステムの標準化への対応をはじめ、本庁舎1階への窓口発券システムの導入や、マイナンバーカード窓口体制を見直すことにより、来庁者の利便性の向上を図るとともに、業務の効率化を図ってまいります。
特に、各部署に分散されるマイナンバーに関する業務を集約するとともに、引き続き増加が見込まれるマイナンバーカードの更新手続きに対応するため、新たに専門部署として、「マイナンバー・パスポートセンター」を設置し、オンライン窓口の増設やコールセンターの拡充を図ります。
次に「住民の命を守るための防災・減災対策の充実・強化」では、災害時に地域防災の要(かなめ)となる「防災士」養成を推進し、地域防災力のさらなる強化を図ってまいります。また、雨水流出抑制施設整備など、市民の命と暮らしを守るため、ソフト・ハードの両面から、災害に強いまちづくりに向けた取組を引き続き推進してまいります。
最後に、「将来を見据えた持続可能なまちづくりの推進」でございます。
これにつきましては、取組分野として多数ありますが、
はじめに、子育てと教育環境の充実として、まずは、民間保育所や放課後児童クラブの施設整備を支援し、増加する保育需要にしっかり対応してまいります。
つぎに、これまでも上尾版ネウボラとして、妊娠から子育て期にわたる切れ目のないサポートを行ってまいりましたが、令和7年4月からは、母子保健と児童福祉の統合を図るための組織改正により、将来の妊娠・出産のための支援や子育て施策をさらに拡充し、子育て世帯がより住みやすい環境づくりをしっかりと進めてまいります。
また、小・中学校へのエアコン設置については、これまで、全ての小中学校の普通教室、保健室、そして体育館にエアコンを設置してまいりましたが、引き続き、特別教室へのエアコンの設置も進めてまいります。
このほか、「学校施設更新計画に基づく取組」も計画的に進めることで、教育環境をさらに充実させてまいります。
活力と賑わいの創出としては、市内循環バス「ぐるっとくん」の増便を図るとともに、環境に配慮したEVバスの導入もいたします。
また、荒川堤防の利活用に向けた「平方地区のかわまちづくりの社会実験イベント」では地元の皆様と一体となって継続的に開催するなど、賑わいの創出に取り組んでまいります。
地球温暖化対策としては、CO2排出量の削減に向けた取り組みを推進するとともに、蛍光ランプの製造廃止も見据えて、計画的に公共施設・学校施設の照明器具LED化を進めてまいります。また、市民・事業者向けの省エネ活動等に対する支援も充実いたします。
市民の皆様の健康増進の取組としては、上尾市独自の健康ポイントアプリ「あげお健康ぷらす」の取組を拡大します。全ての公民館にアプリと連携可能な体組成計を配置して、利便性をさらに向上させるほか、アプリを多くの方にご利用いただくためのPRを強化するなど、引き続き、市民の健康づくりのための施策を全庁的に展開してまいります。
公共施設マネジメント・安全安心なまちづくりの推進では、図書館本館の更新に向けた取組を推進するとともに、西貝塚環境センターの基幹的設備改良工事や総合福祉センターのリニューアルオープンに向けた整備を進めてまいります。
また、西宮下中妻線や上尾駅西口シェルターの整備など、快適な都市空間の形成に向け、市民の皆様が今後も安心して暮らせる取り組みを進めてまいります。
以上、「3つの基本方針」を踏まえてご説明させていただきましたが、これらの事業を着実、かつ効果的に執行することで、「みんなでつくる みんなが輝くまち あげお」の実現に取り組んでいく所存でございます。
特別会計予算・企業会計予算について
続きまして、「議案第7号」から、「議案第9号」までの 各特別会計の予算につきましては、それぞれ 被保険者数を見込み、編成したものでございます。
議案第10号「令和7年度 上尾市水道事業 会計予算」は、配水施設整備費などを見込み、編成したものです。
議案第11号「令和7年度 上尾市公共下水道 事業会計予算」は、汚水管渠整備費などを見込み、編成したものです。