災害に備えるための基礎知識
1.自助の取り組み
自分の命は自分で守ることを自助と言います。(家族も含む。)
ここでは、主な自助の取り組みを紹介します。
また、埼玉県では、災害への備えを「特別なこと(モシモ)」として捉えるのではなく、「イツモ」の生活の中で当たり前のこととして取り組む「イツモ防災」を提唱しています。
「イツモ防災(埼玉県ホームページ)」も併せて参考にしてください。
(1) 備蓄品の準備
高齢者や乳幼児などの家族構成に合わせて必要な物を加えておきましょう。
生活用品
懐中電灯/ビニール袋/予備電池/缶切り/携帯ラジオ/布ガムテープ/軍手/簡易食器、スプーン/食品用ラップ フィルム/ナイフ/ライター/笛/ロープ/ろうそく/カイロ/レジャーシート/マーカーペン、筆記用具
水・食糧
飲料水/インスタント・レトルト食品/乾パン/缶詰/ビスケット・チョコレート
※乳幼児を抱えている方は、粉ミルク、哺乳瓶。
衛生用品
マスク/ティッシュ/ウエットティッシュ/歯磨き用具/生理用品/タオル
※乳幼児を抱えている方は、紙おむつ。
貴重品
通帳/現金(硬貨を含む。)/印鑑/健康保険証/お薬手帳/身分証明書/携帯電話
その他
ヘルメット/救急用品/レインコート/上着類/下着類、靴下
食料と水は最低3日分が必要(推奨7日分)
災害時、救援物資が届くまでおおむね3日かかるといわれています。最低3日間はしのげるだけの分量を備えておきましょう。
飲料水は1人1日3リットルが目安
飲料水の分量は1人1日3リットルが目安です。ポリタンク(18リットル)なら6日分が入ります。飲むときは必ず煮沸しましょう。
非常持ち出し品のまとめ方
すぐ背負えるよう、リュックサックなどに入れて持ち出しやすい所に置いておきます。重さは男性で15キロ以下、女性で10キロ以下にまとめるのがポイントです。※非常用持ち出し品は保存状態や使用(賞味)期限などを定期的に点検し、必要に応じて交換しましょう。
(2) 非常時の連絡方法
地震などの災害発生時には、音声通話が集中し、電話がつながりにくくなります。災害時の連絡方法としては比較的つながりやすいパケット通信を利用した災害用伝言サービスやメール等を活用しましょう。
事前に使い方を確認しておき、家族間で共有しておきましょう。
2.共助の取り組み
災害時に、地域の住民の方々が互いに協力して助けあうことを「共助」と言います。
上尾市では、各地区の自主防災組織を中心として、取組が行われています。
(1) 自主防災会について
大災害が発生した場合、さまざまな障害が重なって、公的な防災機関だけでは十分な消火・救出・救護活動ができないことが予測されます。
”いざ”というときに備えて、上尾市では自治会を母体として、各地区で自主防災会が設立されています。
自分の地域の自主防災活動に積極的に参加するようにしましょう。
詳細は「自主防災組織」を確認して下さい。
(2) 避難行動要支援者名簿について
避難行動要支援者とは、高齢の方や障害のある方、持病のある方の中で、災害時に自分だけで避難することが難しい人のことを指します。災害時そういった避難行動要支援者の避難を支援するため、上尾市では避難行動要支援者の名簿を作成し、消防や警察、自主防災会に配布する取り組みを進めております。あらかじめ名簿を配布しておくことで、避難支援を円滑に行うことができます。
※個人情報は、守秘義務に基づき厳格に管理し、目的以外に使用しません。
避難行動要支援者について詳しくは「避難行動要支援者名簿の登録について」をご覧ください。
3.その他
(1) 災害種別ごとの対応について
災害種別ごとの事前準備や対応については、以下のページも参考にしてください。
地震対策
●エレベーターの閉じ込め対策について(埼玉県ホームページ)
●家屋やブロック塀等の耐震対策に関する記事は建築安全課ページをご確認下さい。
風水害対策
(2) 防災体験コーナーの利用について
防災への関心を高め、災害対応を学習する場として、西消防署内(中分1‐232)に、防災体験コーナーがありますので、ぜひご利用ください。
防災体験コーナーについて詳しくはこちらをご覧ください。