リサイクルで生まれ変わる資源物
地域リサイクルについて
自治会・町内会、子ども会、PTA、管理組合等の団体が自主的に、新聞や段ボールなどの資源物の回収を行っており、市では「地域リサイクル事業」として、実施団体への報奨金、収集運搬の業務委託などの支援を行っています。
ごみの減量とリサイクルの推進、地域コミュニティの活性化を目的に、平成2年6月から事業を開始し、現在、市内の130以上の団体が登録団体として活動しております。
ごみの現状
日本のごみ総排出量は4,272万トン(2018年度)で、東京ドーム約115杯分となります。
また、世界のごみ量は104.7億トン(2010年)となっており、2050年にはその2倍になると予測されています。
ごみの増加が引き起こす問題
最終処分場が足りない
最終処分場とは、廃棄物の最終処分(埋め立て処分)を行う場所のことです。
最終処分場の残余年数は全国平均で20.5年となっており(2016年度末時点、一般廃棄物)、このままごみを捨て続けると約20年後にはごみを埋め立てる場所がなくなってしまいます。
地球環境の悪化
ごみを焼却炉で燃やすと、二酸化炭素が発生します。これは温室効果ガスと呼ばれ、地球温暖化を進行させる原因となっています。
地球温暖化が進むと、海面上昇や食料不足、生態系損失、異常気象や自然災害の多発など、さまざまな悪影響を及ぼします。
解決するためには
ごみの問題は、一人ひとりが意識を変え、行動に移さなければ解決に近づきません。
生活のなかでできることから「3R(スリーアール)」の活動に取り組みましょう。
3R(スリーアール)
3R(スリーアール)とは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3つのR(アール)の総称です。
●リデュース(Reduce):減らす
物を大切に使い、ごみを減らすことです。
●リユース(Reuse):再利用
使える物を繰り返し使うことです。
●リサイクル(Recycle):再生利用
ごみを資源として再び利用することです。
リサイクルのその後
地域リサイクル事業で回収した資源物は、どのようなものにリサイクルされるのか見てみましょう。
上記はリサイクルの一例です。
SDGs
SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す、17のゴール・169のターゲットから構成された国際目標です。
目標12「つくる責任つかう責任」
廃棄物の発生防止、削減、再生利用および再利用、食品ロスの削減、持続可能な開発および自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識などを掲げています。
市民のみなさまへのお願い
脱炭素社会や循環型社会、カーボンニュートラルの実現に向けて、ごみの分別やリサイクルへの一層のご協力をお願いいたします。