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【クリーンな次世代車】燃料電池自動車

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年8月28日更新 ページID:0274154

カーボンニュートラル

2020年10月26日、臨時国会の所信表明演説において、菅義偉内閣総理大臣が「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」宣言しました。

いま脱炭素社会の実現に向けて、私たちが日常で使う自動車についても、使用方法や技術の転換が求められています。

なかでも、ZEV(ゼロエミッションビークル)と呼ばれる、走行時にCO2等の排出ガスを出さない自動車に注目が集まっています。燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)などを指す言葉です。

市では、「上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金」事業を実施しており、自主的に省エネ活動に取り組む市民の方々に奨励金を交付しています。

令和3年度から補助対象に「燃料電池車(FCV)」が追加され、今後注目が集まる燃料電池自動車について紹介します。

 

燃料電池自動車(FCV)とは

燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)は、燃料電池で水素と酸素を化学反応させ、生まれた電気によってモーターを回して走る自動車です。

走行時に排出されるのは水のみで、二酸化炭素(CO2)をはじめとする排出ガスを一切発生させません。

FCVしくみ

6つのメリット

1.走行時の大気汚染物質の排出ゼロ

走行時に発生するのは水のみで、大気汚染の原因となる二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)等が排出されません。

2.騒音が少ない

燃料電池は化学反応によって発電するため、騒音が低減できます。 車内の快適さに加え、街全体の騒音対策にも効果が期待されます。

3.長距離走行が可能

1回の充填による走行距離は電気自動車(EV)よりも長く、将来はガソリン自動車と同程度になると考えられています。

4.多様な燃料・エネルギーが利用可能

天然ガスやエタノールなど多様な燃料が利用可能なため、将来の石油枯渇問題対応できます。また、太陽光やバイオマスなど、クリーンで再生可能なエネルギーを利用して水素をつくることで、環境負荷を軽減します。

5.充電が不要

長時間の充電が必要な電気自動車(EV)と違い、短時間の燃料充填が可能です。

6.エネルギー効率が高い

ガソリン車のエネルギー効率が15~20%であるのに対し、FCVは30%以上と非常に高いエネルギー効率を実現しています。

 

参考:JHFC ホームページ

その他自動車の特徴

電気自動車(EV)

・走行時のCO2や大気汚染物質の排出ゼロ

・燃料費が安い

・走行音や振動が少ない

・家庭用コンセントから充電可能

・充電時間が長い

・航続距離が短い

ハイブリッド自動車(HV)

・2つの動力を使い分け、効率的な走行

・ガソリンスタンドで燃料補給が可能

・EVよりも航続距離が長い

プラグインハイブリッド自動車(PHV)

・家庭用コンセントから充電可能

・2つの動力を使い分け、効率的な走行

・ガソリンスタンドで燃料補給が可能

・EVよりも航続距離が長い

・HVよりもバッテリー容量が多い

ベン図

ガソリン自動車

・ガソリンスタンドで燃料補給が可能

・給油時間が短い

・1回の給油で長距離走行が可能

 

電気自動車の排出ガス

参考:ENEOS ホームページ

上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金

市では、自主的に省エネ対策活動に取り組む市民の方々に奨励金を交付しており、電気自動車・燃料電池自動車・電動バイクが対象です。

 ♦ 電気自動車(EV)・・・購入に要する費用の2分の1(上限5万円)

 ♦ 燃料電池自動車(FCV)・・・購入に要する費用の2分の1(上限30万円)

 ♦ 電動バイク・・・購入に要する費用の2分の1(上限1万円)

 

他のグループを含め奨励金の全般については、下のリンクより「上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金」のページをご覧ください。

上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金