えせ同和行為にご用心
同和問題の解決に努力しているかのように装い、「同和問題は怖い」という人々の誤解を利用して、同和問題を口実に不当な利益や義務のないことを強要する行為です。代表的なものに高額な書籍の売りつけや寄付金・賛助金の強要などがあります。
このような団体の存在は、部落差別問題の解決を遅らせる大きな一因になっています。一度安易な妥協をすると、さらにつけ込まれる恐れがあります。社会全体で断固とした姿勢でえせ同和行為を排除していく必要があります。
えせ同和行為への対応
1.おびえず、あわてず、ゆっくりと対応し、無礼 な態度を見せないように心掛ける。相手方の挑発にのらない。
2. 相手方の要求に応じるべきでないと考えたときは「要求に応じられない」と明確に答え、「お金がない」や「検討する」など相手方につけ込む余地を抱かせる発言はしない。
3.相手方が念を押したときには「はい」「いいえ」で答えないようし、当方の主張を繰り返す。
4. 話の内容はできるだけ録音するか、詳細に記録を取るようにする。
5.特別な事情がない限り当方から相手方に電話をしない。
平成18年9月14日
「さいたま地方法務局による同和問題研修会資料」から
相談窓口
さいたま地方法務局人権擁護課
電話:048-851-1000(代)
埼玉県警察本部刑事部組織犯罪対策課
電話:048-832-0110(代)
埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター
電話:048-834-2140
埼玉県弁護士会民事介入暴力対策相談(有料)
電話:048-863-5255(代)