「60歳からのライフセミナー」が行われました
3月2日、文化センターで「60歳からのライフセミナー」が行われました。
同セミナーは、公益社団法人・上尾市シルバー人材センターと公益財団法人・いきいき埼玉が主催し、「健康寿命」の延伸、シルバー人材センターの取組みや活動の紹介を目的として開催されたものです。
第1部では、東京都健康長寿医療センター副所長で医学博士の新開省二(しんかい・しょうじ))さんによる講演「シルバー人材センター健康寿命をのばそう!~「栄養」「体力」「社会参加」の3本の矢でフレイル対策~」が行われました。
フレイルとは、年齢とともに心身の活力(筋力や認知機能など)が低下して、要介護状態に近づくことです。
新開さんは、健康寿命(心身ともに自立した活動的な状態で生活できる期間が長いこと)をのばすためには、年齢に応じた栄養の取り方に気を付けること、体力の維持に努めること、家にこもらないで外へ出ることの3つの大切さを分かりやすく話しました。
第2部では、上尾市シルバー人材センターのサポーターによるフレイル予防の体操が行われ、会場の参加者全員で手軽にできる予防体操を行いました。
第3部では、俳優の紺野美沙子さんと作曲家でピアニストの中村由利子さんによる「あなたが輝く言葉とメロディ~トークと朗読+音楽の時間~」が行われました。
紺野さんと中村さん2人のトーク、紺野さんの朗読、中村さんのピアノ演奏により、会場は和やかで明るい雰囲気に包まれました。最後に、紺野さんの呼びかけで、参加者全員が谷川俊太郎さんの詩「生きる」を群読(パートごとに朗読すること)しました。
会場は満席となり、健康に対する関心の高さがうかがえました。