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■鴨川小学校で「梅若研能会」による能・狂言の公演会が行われました

1月22日、鴨川小学校で文化芸術による子供育成総合事業−巡回公演事業−が行われました。これは、文化庁が選定した文化芸術団体が、学校の体育館や文化施設でオーケストラ、演劇等の巡回公演を行うものです。

 この日は、「キラリ☆あげおPR大使」としてもご活躍いただいている能楽師の梅若泰志さんや「梅若研能会」の皆さんにより、狂言『神鳴』と半能『船弁慶』の公演が行われました。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、6年生だけが体育館で鑑賞し、他学年は教室でZOOMによるライブ配信を鑑賞しました。同配信は、同校の保護者も視聴可能としたため、各家庭でも鑑賞することができました。

狂言『神鳴』では、怖いものの代名詞でもある神鳴が、針治療に脅える姿などを児童たちは楽しんで鑑賞していました。 

狂言の公演の後には、児童の代表が狂言の神鳴様の「ぴっかりぴっかり、がらりがらり」の動きを習い、実際にやってみました。

能の公演の前には、鑑賞時にストーリーなどが理解できるよう、話の流れや太鼓の叩き方の説明がありました。

半能『船弁慶』では、源義経役を鴨川小6年の庄司知央君、平知盛の怨霊を梅若泰志さんが演じました。義経役の庄司君は、体験者として演じているとは思えない堂々とした演技で、観客を魅了しました。また、怨霊役の梅若泰志さんの舞台いっぱいを使った迫力のある演技に、児童たちは引き込まれ、集中して見ていました。途中、梅若さんの足踏みに合わせて、児童たちが手拍子をする演出もあり、楽しみながらの鑑賞となりました。

本公演では、6人の児童が役者や幕開け、太鼓などのさまざまな役割を体験しました。体験した児童からは「難しかったけど、楽しかった」「貴重な経験ができた」との感想が聞かれました。最後に、梅若さんは「児童の皆さんに集中して見てもらえて良かった。ZOOMで鑑賞した皆さんにも、能がどんなものであるかは分かってもらえたと思いますが、迫力が伝わったかどうかが心配なので、今度ぜひ生で見て欲しいです」と話がありました。

 



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