10月4日、大石北小学校で「手話普及リレーキャンペーン」が開催され、対象となる3・4年生が手話について学びました。
当日は、上尾市聴覚障害者協会による講座と、NPO法人による手話ダンスのパフォーマンスの2部構成で行われました。
上尾市聴覚障害者協会による、はじめての手話講座「こころつながる手話を学ぼう」では、生まれた時から耳が聞こえない吉川由美さんを講師に迎え、見た目ではわからない聴覚障害者の日常の不自由さについてや、口ぶりや身振りで何を言っているかを当てるクイズ、基本的な手話の紹介などがありました。
途中、スペシャルゲストとして「クレヨンしんちゃん」のしんちゃんが登場!興奮する児童とともに一緒に手話を学びました。
質問コーナーでは多くの児童から手が上がり、「歌を歌うときはどうするの」「耳が聞こえなくて困ることは」など質問が相次ぎました。
後半の、NPO法人舞はんど舞らいふの手話ダンスパフォーマンスでは、聴覚障害者を含めたダンサーが手話を織り交ぜながらダンスをし、合間には手話の説明がされました。
音が聞けない聴覚障害者は、カウントマンというスタッフの指での合図をたよりにダンスを踊りますが、全員の息の合ったダンスに児童は釘付となりました。
最後には再びしんちゃんが登場し、説明を受けた手話を使い、「クレヨンしんちゃん」のアニメの主題歌「マスカット」を手話で表現しました。
会場は大きく盛り上がり、両手を挙げて手をひらひらさせる手話の拍手で出演者たちに感謝が伝えられました。